パートナーの宿題をあなたがする必要はない

あなたはパートナーのどんな点に悩み、苦しめられていますか?
浮気?
モラハラやパワハラ?
お金の使い方?

あなたは長い間、相手に「変わってほしい」「気づいて欲しい」「直してほしい」と願って
訴えたり、孤立奮闘、悪戦苦闘してきたのではないでしょうか。
そして「いつか分かってくれるはず」「幸せな夫婦になれるはず」、そんな淡い夢と幻想を信じて奮闘し、
それでも変わらない壁のような相手に絶望すると
「絶対に変わらない」「何を言っても通じない」「諦めよう」「期待しないようにしよう」
と思う。
その相反する感情の間を行ったり来たりしてくたくたになったはずです。

相手を諦めること。割り切ること。
これがとても難しいことです。
やはり結婚までして子どもまで成した仲ですから、すっぱりと縁を切ることは簡単にできることではありませんよね。

でも、残念ながら、パートナーは変わりません。
会社や他の女性にいい顔ができても、あなたにはいい顔はしませんし、
あなたが望むようなパートナーにはなりません。
期待するあなただけが傷つき続ける、という構図です。

どうしてでしょう?
それは、その問題を解決することができるのは、あなたではないからです。
浮気も、モラハラ・パワハラも、こちらを傷つける言動を引き起こしている因子は
パートナー自身が持っているものです。
相手の中にある種から出ている枝葉を、あなたが変えることはできませんし、
また、その枝葉にあなたが躓いたり腕を切ったり目隠しをされて行く手を阻まれることもないのです。

問題のある夫婦は「共依存」だと言われると、
「そんなことはない。悪いのはあっち」と生理的に反応してしまう方も多いのですが
もう一度考えてみてください。

あなたが受け入れているから、相手が精神的に退行してしまっている、ということもあるのです。

パートナー自身の宿題(課題)を、あなたがやる必要はありません。
あなた自身の問題と、パートナーの問題を切り離し、区別することを意識しましょう。