「自分の人生をやり直すのなら、100％自己責任でないとできない」
どこで聞いたのか覚えていませんが、とても心に残った言葉です。
まさに人生を取り戻そうと格闘していた頃でしたから。
もちろんたくさんの方が背中を押したり、励ましたりしてくれ、
今でも助けられていますが
最終的に「決めたのも、行動しているのも自分」です。
整骨院の先生の話ですが、
「痛いので治してください」と言ってふんぞり返って丸投げで来られる方は良くならないのだそうです。
主体的に直ろうとする方に力を貸して支援をしますが
「治すのはお前だよ」ということです。
わたしもそうだったのでよく分かります。
誰かが助けてくれるのではないか、誰かが変えてくれるのではないか。
これではあなたの人生は変わりません。
リハビリとトレーニングは、あなた以外にはできないのです。
あなたの足が骨折して、誰かが代わりに努力したとして、あなたの足が治りますか？
他のだれのものでもない、あなたの心です。
あなたががんばって取り戻すのです。
そこには大きな覚悟が必要で、大きな変化を伴うかもしれません。
人には、現状を変えたくないという心の動きがありますから、
（恒常性維持機能とか、システムは安定を維持しようとする、と言います）
なんだかよく分からないけれど、必ずあなたをもとの位置に留まらせようという邪魔が入るはずです。
（なぜか分かりません、周囲も無意識なのですが、そういうことが起こります）
でも、大きな改革や変化には反対の動きがつきものだと思って
信じて進んでいきましょう。
その先にある状態がどんなものかが分からない不安があるでしょうけれど
今よりいいのだと信じて、
自分の責任で人生を切り開いていきましょう。
そうすると、今までいかに自分の人生の責任を他人に任せてきたのかが
分かる時がくるでしょう。
その時に初めて、見えてくる世界があります。
山を登り切って、振り返った時に広がる景色は
あなたが苦労して登ったからこそ見える美しい景色です。