カサンドラ症候群

「カサンドラ症候群」ということばを聞いたことがありますか

配偶者(パートナー)の言動に悩み、傷つけられ、苦しんだ側が、やがて心身に不調をきたす症状のことを言います。

【カサンドラとは】

ギリシャ神話に登場するトロイの王女です。アポロンの愛を受け入れる代わりに予言の力を授けられますが、その能力によりアポロンの愛が冷めることを知り、アポロンの愛を拒絶します。憤慨したアポロンは「予言は誰にも信じてもらえない」という呪いをかけるのです。トロイ戦争で、カサンドラは「トロイの木馬は罠だ」と警告しますが誰にも信じてもらえずトロイは滅亡し、彼女も非業の死を遂げます。

はた目にはとてもよい配偶者(パートナー)にしか思えないため、誰に相談しても 「夫婦なのだからお互いさま」「なに贅沢言ってるの、あんないい人なのに」 「選んだのは自分でしょう」と理解してもらえず、 「わたしのほうがおかしい」「わたしがいけないのでは」と自分を責めて一人で抱え込むようになり、やがて心身に不調をきたして追い込まれていきます。

悩みは複雑であり、その深刻さは誰に相談しても理解されません。

カサンドラ症候群は、2022年の段階では医学的な病名ではありません。
特定の相手との関係性で起こるもので精神障害の概念にはなく、診断名としての扱いでしかありませんが、近年多くの夫婦間や男女間、あるいは職場でも見られるようになり、注目を集めつつある病です。


相当数の女性が「知識がない」「言い出せない」「社会的に認知されていない」ことで辛い思いを抱えていると感じています。

サロンドアスタルテでは、悩みから抜け出すステップに添って回復に繋がるお手伝いをしています。